路網設計論(含実習)
Planning of forest road network (including practical work)

森林の管理利用のためには,人が森林に立ち入らなければならない。また,林産物を搬出するため,車両が走行する道路が必要である。林内に配置される道路には林道から作業道まで,様々な規格のものがある。この授業では,地形・資源に適合した路網を計画するための知識を学び,これらの中で支線としての役割を担う作業道を中心に現地に適合した路網を測量・設計できるようになることを目的とする。また,作業道の測量,設計,製図等の実習により,路網作設のための知識,技術を習得する。
授業の目標は,講義では地形・資源に適合した間伐計画に基づいた路網の規格を判断でき,規格に必要な測量を企画するとともに測量に基づいた道路施工のために必要な配慮を欠かすことなく把握できることにある。また,作業道の測量,設計,製図等の実習により,基本的な路網作設の基礎ができることにおいている。