日本は国土の7割が森林におおわれています。そして、その森林の多くは昭和30年代に人の手によって植栽されたものです。この森林も50年を越えるようになり、これからは木を伐採・搬出して木材として利活用する時期となっています。一方で、森林には、生物多様性の保全や地球温暖化の防止など、私たちの生活には欠かせない様々な機能があります。なかでも「土砂災害の防止機能」は、私たちの生命・財産を直接守ってくれる重要な機能です。
また、昨年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島県を中心に広範囲の森林が放射性物質に汚染されました。これにより私たちの生活に欠かせない森林の利活用が非常に困難な事態となっています。人の健康や生活環境への悪影響を低減させるためにも森林における除染等を進め、その機能の回復を行っていく必要があります。
「森をまもる。生活をまもる。」
現在、安全・安心な生活を守るために、森林の機能を充実させることが重要となっています。
今回、愛媛大学農学研究科森林環境管理特別コースでは、この問題を解決する糸口となれるよう、森林の機能を守るために活躍されている二人の先生をお招きしてシンポジウムを開催することになりました。このシンポジウムで、森林の持つ重要な機能について学び、これから私たちの生活をどう守るかについて考えていきたいと願っております。皆様のご参加をお待ちしております。
1.日 時 平成24年12月15日(土) 13:00~17:00
2.場 所 愛媛大学農学部 多目的ホール(農学部本館3階)
3.主 催 森林環境管理特別コース
4.内 容
(1) 講 演
①「砂防から見た森林(仮題)」
社団法人 全国治水砂防協会理事長 岡本 正男氏
②「放射能による森林被害(仮題)」
独立行政法人 森林総合研究所四国支所長 外崎 真理雄氏
(2) 質疑応答
5.お申込み方法
次のいずれかの方法でお申し込みください。
(1)電子メール
「morinokuni@agr.ehime-u.ac.jp」まで下記の内容をお知らせください。
・氏名
・所属先又は職業
・連絡先(電話又はメールアドレス)
※メール送信の際は、件名を「シンポジウム申し込み」としてください。
(2)FAX
下の参加申込用紙にご記入の上、「 (089) 946-9086」まで送信してください。
(担当)
愛媛大学大学院農学研究科
森の国・森林環境管理高度技術者養成拠点事務局
〒790-8566 松山市樽味3丁目5番7号
TEL・FAX (089)946-9086
E-mail:morinokuni@agr.ehime-u.ac.jp