8月20日~21日に、森の国特別コースの成果公開企画として、ワークショップ「森林を「つくる」ということ ~森林・林業の現状とこれからの森林管理~」を開催しました。大学院受験希望者、在学生の11名が参加して、久万高原町で林業に関わる現場の見学と、ミニ講義、グループワークを実施しました。
初日は、久万広域森林組合の間伐作業現場と製材工場の見学を行いました。学外から参加した学生にとっては初めての林業現場でしたが、「作業のための道の傾斜が急で大変だった」「木屑までボイラーで使用していて、木材の利用は無駄がないことがわかって驚いた」等の感想があり、森の国特別コースで勉強したい内容を考えてもらうことができました。
間伐作業現場の見学
久万広域森林組合 製材工場見学
見学後は、森の国特別コースの担当教員により、森林・林業の現状や木材利用、地域でのエネルギー創出、林業現場での生産性の課題についてミニ講義を実施し、学生と教員の意見交換を行いました。
二日目には、見学と講義から得られた知見を確認するために、「森林・林業についての問題は何か?」「その解決方法」について、グループに分かれて話し合ってもらい、各グループに報告してもらいました。学外からの参加者にとっては自分が森林管理について学びたいことをイメージする、在学生にとってはこれまで勉強した成果を再確認して、今後の大学院での目標を考える場となりました。
グループワーク
森の国特別コースでは、今後も地域社会と連携しながら、公開で教育・研究の成果を報告する場を設けたり、シンポジウム等の企画を随時実施していく予定です。